こちらの場所は、わたくしの実家でございます。

４０年程前に、亡き父が内科と小児科の医院を開いておりましたが

父が引退した後、１３年ほどは静かに眠っていた場所でございます。

わたしくは茶道と共に旧姓の稲垣由紀子として銅版画を基盤とする版画制作を続けて参りました。

大阪の南森町にて１４年間「紅梅町版画工房」という銅版画工房を続けておりましたが、２０２０年の秋にこの場所を改装し、お茶室と小さな銅版画のアトリエとして再出発いたしました。

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父が大切にしておりました「稲垣医院」を引きつぎ、また新しい命を得ましたことを心から感謝し、皆さまと文化と創造を共有して参りたいと願っております。

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