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お茶席の風景

こちらのページでは、私が参席したお茶会やお茶席での様子をお伝えしたいと思います。

初 釜 2023年1月 

穏やかに晴れた冬の朝、9名の方がご参席くださり、ご一緒に初釜を祝いました。

お茶事の進行でゆっくりと学びながらのひと時。

緊張感と親しみの中、楽しくお点心とお茶をいただきました。

掛け物は即中斎宗匠の「一華開五葉」。「結果自然成」とつづく禅語です。

皆様の精進が花開き、大きな成果を結びますように。

お棚は即中斎好みの小袋棚。

炭台のお点前の後、お点心をいただきました。

後座は続き薄のお点前でしたが、お薄茶をお弟子さんが点ててくださいました。

今年も点心は松花堂の吉兆さんにお願いいたしました。

​優しいお味付けで本当に美味しく頂戴いたしました。

主菓子も松花堂吉兆製「椿金団」。

ほんのり淡いピンクに染められた金団は百合根の程よい甘さが絶品でした。

お干菓子は京都の亀屋伊織製。

​言うまでもない老舗ですね。

可愛らしい兎の煎餅と結び紐がお正月らしい華やかさを添えてくれました。

最後に昨年にお免状を頂かれた皆様へ、お免状の授与式をいたしました。

皆さん気持ちも新たに、次の目標へ向かって頑張られることと思います。

最後の片付けまで全員で丁寧にしてくださいました。

お一人お一人の成長を確認し、私自身も精進を誓う年のはじめの一日でした。

​心より感謝申し上げます。

後座の風景

水指  利斎作 菊置上曲げ水指 惺齋箱

主茶碗 弘入作 松ノ画白楽 惺齋箱

 

後座のお花はお席を明るく優しくしてくれます。

丁度のお水取りが終わった頃でしたので、東大寺二月堂の修二会の松明で作った竹花入を使わせていただきました。

花  加茂本阿弥(赤) 利久椿(白)  虫狩

干菓子盆 橋村萬象作 白檀塗四方盆

干菓子  亀屋伊織製 早蕨 稚児桜

炉披きの茶事

2021年3月吉日

世話になった先生や先輩方をお招きして、炉披きのお茶事を催させていただきました。

当日は小雨の降る中、遠方よりお集まりいただき、誠に有り難く、お天気とは裏腹に大層晴れやかに気持ちで過ごさせていただきました。

​至らない部分も多かったことと思いますが、ご参席賜りました皆様に心から御礼申し上げます。

続き薄にてお薄茶をお点ていたしました。

莨盆 二代 鈴木表完作 宗旦好 手付木瓜形

莨入 五代 川端近左作 

火入 膳所焼 染付騎馬人八角火入

煙管 金谷五良三郎 真鍮糸目煙管

主菓子は松花堂吉兆さんにお製で「菜の花きんとん」

​えんどう豆の餡で程よい甘さ。とても上品なお味でした。

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