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今年最後の単衣着物



10月8日といえば、もう2週目に入ってしまいましたが、師事している木村宗匠のお稽古には単衣着物で伺いました。

透明感を感じる白梅鼠の変わり一松のお召(寿光織)に京都の染匠「一富司」さんの糸菊の名古屋帯。

お召はちょうど硬ものと柔らかものの中間くらいで、さらっとした着心地と裾捌きの心地良さが魅力の大好きな織物です。

こちらは幾何文ですので、合わせる帯を選ばず、特に重宝な一枚。

こっくりした濃い緑の塩瀬地に、のびのびと描かれた糸菊の帯は数年前に一目惚れして求めたものですが、この度初使いとなりました。

着物も帯も寒色系なので、帯締めには菊の花芯近くのオレンジ色をとって、洗朱色の帯締めを合わせてバランスを取ってみました。

日中は30度を超えるとはいえ、10月ともなれば「秋」の装いを心がける季節です。

ギリギリのコーディネートだったかなと思います。(苦笑)


コロナ禍で着物を着る機会はぐんと減ってしまいましたが、だからこそ少ない機会を得た時には、丁寧な着こなしを心掛けたいものと感じております。


このような時期にも、着物に袖を通せる幸いに感謝しつつ、、、。


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