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単衣のフォーマル 教え子の結婚式にて



先日 銅版画工房の教え子の結婚式に参列して参りました。

微妙な時期ではありますが、安全対策をしっかりとって少人数でのお式でした。


久しぶりの結婚式へのご招待。洋服ですと何を着れば良いか分からず、結局着なれた着物を選びました。

ごく薄い薄柿色のなめらかな縮緬地に、金彩で蔦が描かれたあっさりめの付下げ。

そこにシンプルな唐草牡丹の袋帯を合わせ、アクセントに浅緑の帯締めと少し光沢感のある紋織綾子の白い帯揚げを添えました。

帯揚げ以外の全てのものに少しずつ金彩が施されていますが、全体としてはあっさりとして、洋装の多い場所にも溶け込めたと思います。

そして、このような折に一つだけ大切にしていることは、何か一つ小物に「白」を合わせること。

今回は帯揚げとなりました。

あまり大きな面積でなく、帯揚げや帯締め、または帯留めなどに白いものを選びますとフォーマル感がぐっと上がり祝意を表せるのではと思っております。

私は持ってはおりませんが、白い刺繍の半襟なども素敵に映えることでしょう。


お式と披露宴でたっぷり3時間ほど。

新郎新婦の涙と笑顔にもらい泣きばかりしていましたが、帰り道のほっこりとした幸せな気持ちは何よりのお土産となりました。




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